内閣改造
菅総理は内閣改造を行い、第2次菅内閣が発足しました。
昨年の臨時国会で問責決議を可決された仙谷官房長官、馬淵国土交通大臣の更迭はその決議の重さを考えれば当然であります。
民主党出身の西岡参院議長のご意見は至極当然であり、改造自体を否定するものではありません。
しかし…『たちあがれ日本』代表の与謝野議員が離党し、閣僚になられたとの報には正直がっかりしました。
与謝野氏は大変な秀才、政策通であることは論をまちません。私も自分の目で数々の出来事、ご発言を確認しております。
しかし『民主党を倒すために自民党を出る』と言った方が民主党内閣に入って、一体何を目指すというのでしょうか?
また民主党内には経済に精通する議員はいないのでしょうか?
そして与謝野氏の持論である財政再建とは対極にある来年度のバラマキ予算についてどう対応するのでしょうか?
与党のいい加減さ、矛盾点を挙げればキリがありません。
また、官房長官は菅総理子飼の枝野氏になりました。
埼玉新聞はじめ地元メディアは県選出議員が要職に就いたといって大騒ぎするのでしょうが、そもそもこの人は昨年の参院選で国民からダメだしをされた人ではないですか?
政府がテロ組織と認定しているカクマル派と選挙協力、政策協定を結んだ人が政府中枢に入ることに不安を感じます。
菅総理は民主党大会において「(消費税など税制と社会保障の一体改革に向けた与野党協議に)野党が積極的に参加しようとしないなら、歴史に対する反逆行為と言っても言い過ぎではない」などと発言したそうです。
要するに「悪いのは自分たちではなく野党なのだ」と言いたいのでしょうが、この人の責任転嫁体質、批判体質は全く改まっていないようです。
自民党は協議に反対しているのではありません。しかし協議したいのなら、まず自分の党の意見を集約することが必要です。総理の言ったことに対しすぐに民主党内部で批判が出て、それがあっという間に党全体を覆ってしまうような党を相手にどう議論せよというのでしょうか。
通常国会ではこれらの問題を明らかにしていただきたい。
埼玉県でも子供手当、高校無償化等バラマキ予算に対し正面から対応していきたいと考えています。
ご無沙汰しております。
普段から議員の母上様にも気に留めていただき、恐縮しきりです。
一昨年夏に自分の母が他界してからは週末のみ地元に戻る生活で、議員にも不義理な状態で申し訳ありません。
仙石と岡崎の(実質)更迭は当然のこと、議論にさえ値しませんが、与謝野さんの入閣は驚きますね。確かに一見ハレンチな行動に自分も思います。ただ、そこを批判するのは先日の石原幹事長のコメント、山本一太のテレビでの発言、あの程度で今は止めておけばとも思います。
議員は立場上そこの手を緩めるべきではないとお察し致しますが、一般人の自分としては与謝野さんの今後の仕事っぷりを多少見てみたい気も少しします。もはや一刻の猶予も無い、民主党打倒までの体力が今の日本国にはないと、与謝野さんが恥を忍んで内側に踏み込んで行ったと良心的な解釈すれば、「それではお手並み拝見」といった見方もあります。与謝野個別批判だけはそれからでも良いかと考えます。もっとも、プロ市民上がりの菅批判、民主党批判はそれとは別ですけどね。
まぁでも、議席を自民党に返した上で大臣就任ならそうも言えるけど、それをしないあたりは与謝野さんも「ちょっとどうかなぁ?」と少し疑いはありますけど。
寒さ厳しい折、時期的に駅頭活動他本格化と思いますが、カラダだけは十分ご自愛くださいませ。
自分の仕事も膨大過ぎて時間も取れず、なかなか直接的な応援が出来ないもどかしさを感じておりますが、全国に散らばる同級生たちは皆、思いは同じかと。
議員の積極的な活動は自分たちの誇りでもあります。
期待し、感謝しています。