2011-04-28
騎西高校を視察
連日マスコミ報道され、すっかり有名になってしまった旧県立騎西高校を視察してきました。
原発事故によって自宅近辺に立ち入れなくなった福島県双葉町の町民1200名余が避難しています。
気になったこと
・一日3食、幕の内弁当、最近になって朝食時子供達だけ町民がみそ汁を作って提供している。
・今後は暑くなることが予想されるため、エアコンの設置が必要。
・ハローワークと連携して近隣地域での就業をめざしている。
・仮設住宅は建てない。民間借り上げ住宅に入って自立する人もいるが、避難所での食事の提供はしていく。
・合宿所の風呂を直して10〜15名程度は入れる。が、間に合わないため民間温泉施設などを利用している。
・地元小中学校に178名、近隣高校に60名程度受け入れ済み。
訪問を通して、お話を伺って感じたこと、現時点で一番問題なこと、それは『いつまでかかるかわからない』ことに尽きる。
町民の皆さんは一日も早く自宅に帰りたいのだ。
当たり前のことだが原発の問題について政府は正確な情報を迅速に出さなければならない。
出さないから風評被害などが起き、人々の気持ちは不安になるのだ。
『ただちに危険ではない』などというあいまいな言葉しか発しない政府は国民を守ることができるのか。
県としてやるべきことは何なのか、考えたのだが難しい。
これはやはり県や市が独自に支援するようなものではなく、国の責任で支援すべきだと考えている。
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国の対応を見ていると何をどうすれば良いかがわからず、県や市やボランティアなどの活動を見てそこの足りない部分の隙間を埋めようとしているように見える。だから対応が遅く頼りないのではないかと思います。
本来なら国が先頭に立ち大きな道筋と方向性をいち早く示し、それに沿って県や市が動きボランティアが隙間を埋める。それができないのなら一刻も早く退陣してもらいたいですね。