クリチーバ講演会
朝から雪が降り、とても寒い一日となりました。
この日は埼玉県行田土木事務所において近隣の県職員の皆さんを対象に講演をしました。
テーマは『人間都市クリチーバのまちづくり』です。
最初に『クリチーバという都市の名前を聞いたことはありますか?』と出席者に質問したところ、誰一人手が上がりませんでした。
都市計画、環境政策で世界的に有名なブラジル・クリチーバ市ですが、まだまだ日本では知られていないようです。
限られた時間でしたので内容的にはだいぶ簡略にしましたが、主に
・土地利用政策
・公共交通システム
・環境政策
について、クリチバの成功例、そして私が訪問して実際に見て、聞いてきたことをスライド、映像を使って説明しました。
まだまだ紹介できない政策がいっぱいあったのですが、改めて皆さんに勉強していただければと思います。
このお話の中で大事なことは
・自分の街を愛し、その街の地形、気候、歴史や文化に合った都市計画を考えること。
・都市の将来像を明確に示し、わかりやすく市民に説明し、理解してもらうこと。
・お金がなければ知恵を出すこと。
だということがよくわかると思います。
Jaime Lerner氏によると、、、
・とにかく始めること。(スピードがなければ都市政策とは言えない)
・わかりやすいこと。(分厚くてわかりにくい計画書は必要とはいえない)
が都市政策には一番重要だとのことです。
羽生市をはじめ日本の都市、街づくりを考えるにあたり大変参考になるのではないかと思います。
また、目からウロコ、との感想もうかがいました。
最後にレルネル氏の有名な言葉を紹介します。
“The city is not a problem, The city is a solution”
(都市は人間が作る最高のものであるから、問題などではない。都市は解決の場である)
コメントを残す