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埼玉県議会議員 諸井真英 公式サイト
2008-10-05

松柏学園訪問

バイオエタノール工場を後にし、再びサンパウロ市内へ。
次の視察先は松柏学園という日系人子弟の学校にうかがいました。

まず、目に飛び込んできたのは歓迎ムードのこの絵です。

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この学校の創立者は、2世の川村真倫子さんです。母親の里に帰り1年だけ、日本の空気をすってブラジルに戻るつもりが、戦争の勃発で、ブラジルに戻ったのは11年後だったそうです。
川村さんは、その間、三重県亀岡の女子師範学校を卒業しました。ブラジルに帰国した時、熟慮の末、学校を創立したのです。50年前の事です。
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 以来、日本語・日本文化をブラジルの地に根付かせる事を学校運営・教育指針に取り入れてきました。現在、松柏学園には、1歳の乳幼児から中学生まで200名が、同じ校舎で学んでいます。
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 ここでは、一クラス20名前後の少人数で、家庭的な雰囲気で、茶道を取り入れたり、器楽の授業を充実したり、情操教育にも力を入れてきました。また、全ての生徒が世界で通用する人材となるようポルトガル語はもちろん、スペイン語、英語、日本語をマスターできるようにカリキュラムが組まれています。
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 校長は、お嬢さんのマリコさんです。

この学校に足を踏み入れてからというもの、すれ違う生徒たちは皆笑顔ですがすがしい挨拶をします。
日系人であれ、白人系であれ、『こんにちは!』とはっきり大きな声で。

日本を振り返ってみると、このような状況の学校はあまり見たことがありません。
子供たちの目も、表情も明るさが無く、元気が無いように見えてしまいます。
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ここでは勉強しなければすぐに落第します。ルールや決まりを守らなければ先生に叱られます。
これらのことはごく当たり前のことですが、日本ではどうでしょうか?

日本ほど便利でもなく、モノもないけれど、日本古来の規範意識を身につけ、世界を常に意識し、そして明るく元気で幸せいっぱいな松柏学園の子供たちを見ていると、日本の教育はこのままでいいのだろうかと強く感じました。
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松柏学園の子供たちに元気をもらいました。
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