捕鯨は日本の文化です
関東で唯一捕鯨がおこなわれている千葉県和田浦港に行ってきました。
ここでは夏の間だけ調査捕鯨のためにわずかな頭数の小型鯨を捕獲することが認められています。
そしてその鯨の解体を公開するということでそれを目当てにやってまいりました。
早朝、東京湾アクアラインを通って千葉県へ。すいていたため早めに着きました。
港に着くとすでに鯨は死んでおり係留されていました。突起しているのは内臓です。
これは腐ることを防止するためとか。
予定の8:00になると鯨引き揚げ開始。小型のツチクジラとはいえ体長は12m、体重は10トン以上あるそうです。従って人力では動きません。電動ウインチで引き上げます。
真黒に日焼けした海の男たちが鯨の巨体を手際よく切り刻んでいきます。
厚い脂肪でできた皮と肉の部分を引きはがしていき、切った肉はさらに別の男たちによって細かく切り分けられます。
30分もするとこのような肉の塊に…
あたりは血だらけ、そして鯨特有の獣臭がすごい。
この切り分けられた肉はすぐに販売されるが、このにおいにやられて買うことを断念してしまいました。クーラーボックスを忘れたこともありましたが。
作業する人たちと少し話をしましたが、捕獲枠が年間24頭しかないため、夏の間の短い時期だけしか鯨をとることができない、と仰っていました。
日本人は鯨をとって皮から油をとり、肉を食べ、髭や骨も利用するのであり、肉だけとってあとは捨ててしまう欧米人とは全く違います。
私自身鯨肉が好きというわけではないですが、捕鯨は日本の文化、牛や豚を食べる欧米人にとやかく言われる筋合いはありません。
最近の調査では鯨類を手厚く保護した結果、個体数が増え、魚資源が激減しているという科学的根拠もあります。
自分のエゴを通すためにはシーシェパードのようなテロ行為も容認するような国に対し譲歩するようなことがあてはなりません。
捕鯨は長い歴史に培われた大事な日本の文化です。
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