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埼玉県議会議員 諸井真英 公式サイト
2009-12-15

天皇陛下の政治利用は許せない

今日11:00〜天皇陛下と習近平国家副主席が宮中で会見した。

今回の会見については天皇陛下の会見1ヶ月前ルールを破り、小沢・鳩山がごり押しして実現した会見である。これは日本の国益を大きく損ねるばかりか今後の皇室外交にも悪しき例として影響を及ぼす極めて大きな問題だ。

よく理解できない人は『いいじゃん、会えるなら会えば』とか『中国は重要な国だから』とかいうが、そういう問題ではない。

天皇陛下は年に100回以上、外国要人と会見する。前立腺がんなどを患ったこともあり、ご高齢である陛下の体調を考え、『忙しいから会えない』とは先方に言えない立場である陛下のことを考え、設定したのがこの1ヶ月前ルールである。

当たり前だが天皇陛下の外交は大国であれ、どんなに貧しい小国であれ、同等に対応する。だから鳩山が言っているように『お隣の国』とか『人口が世界一多い』とか『経済が発展している』など全く関係ない。ルールさえ守ればどこの国の元首でも会うのだ。

そもそも習氏側がなぜ陛下に会いたかったのかと言えば、ポスト胡錦濤としてアピールしたいとの思いがあった。中国国内には反対勢力もあるわけだから、これは立派な政治利用だろう。

また、現時点で習氏は中国国内ではNo6に位置している。
いかに次世代のホープとはいえ、この対応はおかしい。

逆のことを考えればいい。おかしさがすぐわかる。

民主党の次世代のホープが、訪問2週間くらい前になってエリザベス女王に会わせろと英国政府に頼んで実現するのか?しないことくらい誰でも分かるだろう。

一番の問題は、今後同様の要求が他国からあった場合に断る理由がなくなったこと。そして中国に『日本には無理を言ってもきいてくれる』と甘く見られ、今後の要求がエスカレートするおそれがあること、だろう。

また小沢の傲岸不遜な発言も大問題だ。
自分自身が憲法を読み返した方がいい。それよりもこの犯罪者たちは国政から身を引くべきだ。

体調が心配なら優先順位の低い行事を休めばいい、などと言っていたが、何様の発言なのか?ただの幹事長が陛下に指示するなど、ありえないこと。これだけでも辞職に値する。
優先順位をつけること、こういう発言をすることそのものが政治利用なのだ。

こんな政権、内閣に日本の舵取りを任せておく事自体、日本が破滅の道に突き進んで行くことになる。

心ある国民の力をいただいて、この政権を打倒するため頑張って行くのが我々の責務だ。

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