2010-11-24
北朝鮮の砲撃
昨日北朝鮮が国境を隔てた韓国側のヨンピョン島に170発の砲弾を撃ち込み、韓国側が80発の砲弾を撃って応酬する砲撃戦があったとのニュースが流れています。
過去の歴史を見れば政権継承期に北朝鮮が事件を起こす危険性は指摘されていました。先般は韓国船を魚雷攻撃するなど不穏な動きもあったばかりです。
北朝鮮の意図は正確にははかりかねますが、本気で戦争をしようということではなく、国際社会から何かを引き出そうとする恫喝外交の一つのあらわれではないか、と個人的には考えています。
しかし我が国政府の対応は本当に心もとない。
政府内の緊急対策本部の立ち上げは砲撃開始後6時間もかかっていますし、閣僚がすぐに集まったような形跡もない。
最高司令官である首相は『テレビ報道で知った』そうだからあきれてモノも言えない。
兵器の性能、射程距離から考えても日本の領土に対しても攻撃能力は持っているわけで、こんな対応で的確な対応、国民を守れる対応ができるはずがない。
気になった点が一つ。
ほぼ決まっていた『朝鮮学校の無償化』が今回の砲撃によって停止されるそうである。
停止そのものについては歓迎するが、そもそもなぜ今になって停止なのか、意味が分からない。
日本国民の拉致問題があっても無償化を推進するが、韓国に砲撃をしたら無償化をやめるとはどういうことなのか?
これは日本に砲弾が落ちていても無償化はやめない、という意味なのか?
この事件を党利党略、政局に利用することは慎まなければならないと考えるが、このような政府では国民や領土、日本の主権は守れない。
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