2011-10-18
王様ペレとの邂逅
恐らく今までお会いした著名人の中で、世界で最も有名な人ということになるだろう。
サッカーの『王様』(神様ではない)ペレが被災地である宮城県名取市を急遽訪問するという知らせが情報筋から入り、私も名取に向かった。
名取市は仙台空港周辺の街。仙台空港に押し寄せた津波の映像は未だ脳裏に焼き付いている。沿岸部は壊滅状態となり死者、行方不明者は900名を超える。
会場となったのは名取市の不二ヶ丘小学校。津波で流された閖上小学校の子供たちも同校で学んでおり、激励に来るのだそうだ。
3度のワールドカップに優勝し、1977年に引退したペレのリアルタイムのプレーは私もよく知らない。が、現存する映像や数々の伝説ともいえる逸話を聞けば彼の偉大さはイヤでもわかるというもの。
その伝説の人が宮城にやってきた。
警備体制やマスコミの場所の確保がされていなかったので正直大丈夫かな、と思っていたが案の定大混乱に。
もっと落ち着いたらゆっくり話などできるかな、などと考えていたらあまりの混乱ぶりに安全が確保できないとの判断が出たのか、予定を切り上げてペレは会場を後にした。残念だがやむを得ない措置だったと言える。
短い時間ではあったがサッカーに明け暮れた少年時代からの憧れの人に近づけた、ということでいつになく興奮してしまった。
日本での取り上げ方は今ひとつかな。年末は古巣サントスFCの応援のため再び日本を訪れるようだ。
私にとって歴史に残る一日でした。
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