2008-03-18
本当に円高ですか
世界的なドル安の流れが止まりません。
今日は何と12年ぶりに1ドル=95円台に突入したそうです。日本の株価も12000円を割り込み最安値を更新中で、3年前の水準に戻ってしまいましたね。
しかしマスコミ各社が言っている『円高』とは少し違うと思います。
あくまでUSドルが他の通貨に対して下がっているだけであり、円がユーロやポンド、豪ドル、加ドルなどに対して急激に円高になったわけではありません。
ほとんどの国では自国通貨が強くなると、マスコミをはじめとして好意的に受け止めるケースが多いのですが、、、日本の場合は『輸出産業に悪影響が出る』とのことで否定的です。
それでは1ドル=150円とか200円とか円安になればいいのでしょうか?
現在ドル安のほか、原油高、原料高も言われておりますが、こういう材料は逆に円高(ドル安)でしのいでいる状態ではないでしょうか?
円安になれば輸入品の値段は一層上がるわけで、一概に円安が望ましいとは言えないような気が個人的にはしております。
いずれにしても日銀総裁を誰にするかでもめている場合ではありません。
日本としてのメッセージを発信しなければ今後も『日本売り』は続くと思います。
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