中川大臣の辞任

私の元上司である中川昭一財務大臣が辞任した。

ローマで開かれたG7終了後の記者会見での様子がおかしかったため国内外のマスコミが騒いで大問題になったからであるが、個人的には大変に残念に思っている。

 

もちろん報道されているようにあの様子で会見したことは素直に国民に謝罪しなければならないと思う。

しかし、、、それでいいのではないのか？

 

大臣をやめさせればそれでいいのか？

それで日本の経済はよくなるのか？

失敗した人をよってたかって叩くことがそんなに楽しいのか？

今までの大臣の功績はなかったのか？

物事の本質はいったいどこにあるのか？

 

石破大臣も羽生で仰っていたが、数か月で首相や閣僚が（私に言わせれば）つまらない理由でコロコロ変わる国は日本しかない。

マスコミは話題になれば一斉に取り上げ、落ちれば叩く。

国民もそれに乗っかってしまう。

2CHやブログ炎上などがいい例だと思う。

 

私は思う。

成熟した政治は成熟した国民、成熟したマスコミから生まれる。

今の日本政治は矮小化がはなはだしい。

 

夫人の『頑張れ、大丈夫』との檄がテレビの画面から聞こえてきた。

正直、胸が熱くなった。