政権交代~日本の終わりの始まり
40日間に及んだ衆院選が終わった。
埼玉12区の小島敏男選対副本部長として、全力で努力してきたが、、、残念だ。
前のエントリにも書いたが4年前の『小泉郵政選挙』で自民党が300議席超の圧勝をした時、私はこれは『自民党の終わりの始まり』だと強く感じた。
党に多大な功績がある議員を除名、刺客を立てホリエモンを『私の息子』と持ち上げていた武部と竹中、議員の資質のない『小泉チルドレン』が大量当選し浮かれていた姿、2度の首相政権投げ出し、最近ではそのまんま宮崎県知事への出馬打診など、国民のみならず党員である私自身が強い違和感を覚えた。
今後野党の自民党がどのように再生していくのかわからないが、党がわれるようなことがあれば本当の終わり、となる。
自民党の再生には国民の声を聞き、一からの出直しが必要であると強く考える。
目先のことにとらわれず、日本の将来像、国家像を改めて示すことが必要だ。
これから民主党政権、鳩山内閣ができることになるが、4年前以上に資質を疑うような議員が大量発生している。早晩いろいろ個人的な問題が噴出することになると思う。そもそも官僚主導を変えられるような人材は当選者をみていてもほとんどいない。
鳩山氏の献金問題や小沢氏の問題はこれから全容が解明されることになるが、どのようになるか。
選挙で掲げたバラマキマニフェストをどうやって実現するかもお手並み拝見だ。
それから一番重要なことは外交・防衛・教育・憲法など国の根幹にかかわる部分をどうやって社民党などと折り合いをつけるのか。やりたい放題されたら国民に大きな損害を与えることになる。
以上のようなことが民主党の不安点だが、うまく対処できなければ細川政権のようにすぐに倒れる、あるいは今の選挙制度においては今回とまた逆の風が吹くことも十分あり得る。
私見だが現在の小選挙区制度を見直し、中選挙区に戻すべきだと強く感じた。
現在の制度では死票が多く、その時の風によってその人物がどんな人間であろうと、今回でいえば民主党のユニフォームを着ていればどんな人でも当選してしまう。
選挙とは候補者の経歴、実績、政策、人格などを比較して地域の代表として誰がふさわしいかを選択しなければならないはず。
選挙直前に湧いて出てきたようなただ(若い、女性で、美人ならなおいい)叫んでいるような中身のない人間を選んで、日本が良くなるとは到底思えない。
マスコミの罪も大きい。偏向報道もひどいものだった。
これが『民主党の終わりの始まり』ならいいが、『日本の終わりの始まり』とならないよう強く願う。
今回の政権交代で一番喜んでいるのは中国、韓国、北朝鮮であることは言うまでもない。